
ファーブル・ルーバが北極点に向けて航海
北極ミッションに不可欠なパートナー
2017年、ファーブル・ルーバは創業280周年を迎えます。これは、世界で2番目に古いスイス時計ブランドが誇る輝かしい歴史において節目となる出来事であり、また同社は創業以来様々な分野でいかにフロンティアへの挑戦を続けているかを再び示しています。レイダー・ハープーンやレイダー・ビバーク 9000と言った同社の時計モデルであろうと、著名な北極探検家ペン・ハドウ氏が指揮する北極ミッションとの結びつきであろうと、ファーブル・ルーバはそれらを通して、日常の範囲を通り越えて地球上のあらゆる生命により大きな意義をもたらすような目標を達成するためには何が必要かを理解しています。

我々の周囲の環境は急速に変化し、それは自然界にも多くの変化をもたらしています、実際に目にするまで真に理解されることはありません。著名探検家であるペン・ハドウ氏(55歳)と北極専門家であるヨットマンのエリック・デ・ヨング氏(35歳)が共同で率いる北極ミッションチームが志していることは、まさにそれらの変化を真に理解することです。8月15日、米国アラスカ州のノーム港から北極海中央部へ向けて、先駆的な航海が始まりました。50フィートのヨット2艇は、北極海に広がる300万平方kmに及ぶ国際水域の半分のところまですでに到達しています。現在は不凍のエリアとなっており、水上艦が行き来できます。この2艇に乗る計10人のクルーメンバーは、史上最北の域まで航海する最初の者たちになるかもしれないのです。この旅が突きつけるであろう肉体的、精神的、そして感情的なフロンティアを乗り越えることは、想像を絶することでしょう。ファーブル・ルーバはその精神を理解し、必要不可欠なパートナーとしてこのミッションを成し遂げる間チームをサポートします。
ミッションについて:
54歳のペン・ハドウ氏は名高い第一線の北極探検家で、物資の補給無しで北極への単独トレッキングを成功させた最初の人物です。これはつまり、極寒の海の中を泳いだり、ホッキョクグマと格闘したり、凍傷に打ち勝つと言った、彼の言葉で言えば“肉体的および精神的のみならず感情的なフロンティアさえも乗り越える”ことを意味します。今回彼は、特に北極周辺の北極海で急速に変化するダイナミクスやそれが意味するものを明らかにするために、この航海を計画しました。近年観測されている夏期の氷海域の減少は、この水域を保護してきた天然のシールドを取り去ることになっています。これによって、漁業や観光、物資輸送、採鉱目的の商船や軍用艦艇に至るまでが、新たに到達可能になった水域に進出してきています。世界で最も調査が進んでいない地域であると同時に、最も不安定な生態系が危機に陥っている北極における今回のミッションでは、氷に覆われた地帯で生き残るために進化してきた数多くの類まれな動植物や微生物が生息する、厳寒の暗い海域で重要な調査を実施します。ハドウ氏と彼が率いる北極ミッションチームは、この地域に生息する非常に外的影響を受けやすい海洋生物および生態系が、船舶ベースの活動によって決定的に破壊または排除される前に、北極を中心とした国際水域を保護する国際政策を構築することが世界的な優先事項であると信じています。

ハドウ氏とデ・ヨング氏は、高緯度地帯の航行経験が豊富なスキッパーであるクリスティーナ・シェラー氏やフランセス・ブラン氏、ヤープ・ファン・レイケフォルセル氏に加え、主席科学研究者のティム・ゴードン氏、野生生物研究アシスタントのヘザー・バウシャー氏、写真家のコナー・マクダネル氏、映像制作者のテギッド・カートライト氏、そして帯同ドクターのニック・カーター医師の5人で構成される北極ミッションの賛同者のチームを率いています。このチームは航海を通して、写真や映像を含むリアルで濃い内容、そして情報豊富なコンテンツを記録およびシェアしていくことになります。

海でのパートナー:
今回のような意義深いミッションで、ハドウ氏は二つの重要なツールを使用します。それは、調査からの自身の発見を記録するノートブックと、様々な出来事や調査に関する発見、情報を得た日時を記録する際の助けとなるファーブル・ルーバのレイダー・ハープーンです。
変化の激しい気象条件に立ち向かうハドウ氏は、自身のミッション遂行に欠くことのできない、正確で信頼性が高く、頑丈で暗所でも視認性に優れる、そしていかなる場合でも極寒の海という環境を耐え抜くことのできるパートナーの必要性を述べています。レイダー・ハープーンは、これらの条件をすべて満たしています。ユニークな方法で時刻表示するハープーンは、簡単かつ明瞭な時刻の読み取りを実現し、ブルーの発光インディケーターが暗所での視認性も確保。また、ヘリウムバルブと500mの防水性によって、凍てつく海に入らなければならない状況になっても、探検家はこの時計を着用して海に潜ることができます。
もう一つ述べておくべき点は、ペン・ハドウ氏がこのミッションの重要性を理解し、その価値に共感できるブランドを求めていたと言うことです。フロンティアへ挑戦することは、創業以来ファーブル・ルーバのDNAであり続けてきたことであり、このミッションにおいてチームが直面することになる課題や不確実性をブランドがよく理解していることを表しています。また同社は、探検家たちに宿る不屈のチャレンジ精神を熟知しています。生き残るためには巧妙な創造力と極限までの耐久力が必須となる、そんな環境です。我々が現在直面しているダイナミックな変化を世界に知らせるという共通の目的を有する両者が、これらの価値によって互いに不可欠なパートナーとして結び付けられているのです。
もし北極ミッションのヨットが北極海中央部の最北の地点に到達することができれば、この航海によって21世紀を象徴するような映像が映し出されることになるでしょう。

コレクション概要:
ファーブル・ルーバの現行コレクションであるレイダー ラインの時計は、ブランドの伝説的モデルからインスピレーションを得ています。実用的な機能性や極めて高い精度、そして優れた信頼性によって、この時計は最も高度の高い地から海の最も深い場所まで、あらゆる緯度から経度まで、そして極寒の地から燃えるように暑い地まで、フロンティアへの挑戦を目指す人々にとって理想的なパートナーと言えます。

ペン・ハドウ氏がミッション中に着用するレイダー・ハープーンは、前述した価値を全て兼ね備えています。また、強力なスーパールミノバおよびシンプルなデザインによってあらゆる条件下においても明瞭で読み取り易い表示を実現する、500mの防水性を誇るこのダイバーズウォッチは、水中においても陸上においても完璧なツールであると、多くの探検家たちが証言しています。
技術仕様:サイズ – 46mm、セリタ SW200 キャリバーをベースにしたFL301ムーブメント、自動巻き、特許申請中の時刻表示システム、両面反射防止加工のサファイアクリスタル風防、500mの防水性。
ステンレススティール または PVDコーティング ケース。ラバー/カーフレザー/またはステンレススティール製ブレスレット。
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